頭皮 構造 役割

頭皮は皮膚の一部ですが、ほとんどが髪に覆われていて、他の皮膚とは環境がかなり異なります。頭髪は様々な外敵から頭部を守る役割を担っています。頭には頭蓋骨があり、頭蓋骨のすぐ上には、骨膜と言う膜があります。頭の皮膚表面から骨膜までを頭皮と言います。


頭皮は皮膚組織ですから、身体の他の部分の皮膚と同様基本構造や生理機能を持っています。毛根の部分は表面から順に大きく分けて3層からなっていて上から表皮、真皮、皮下組織といい、毛髪は真皮層の中の毛包から生えてきます。頭皮は毛包が密集していること、皮脂腺が多いことが特徴です。


皮脂は他の皮膚に比べ多く分泌され、傷などへの雑菌の侵入を防ぐのですが、反面分泌過多の要因の一つにもなります。 頭皮が健康な場合は、皮下組織にある毛細血管から栄養やホルモンを受け、毛乳頭や毛母細胞の分裂を促進し、髪が作られています。


成人の健康な頭皮では、一つの毛穴から髪の毛が１〜３本出ています。頭髪全体では、約９〜１０万本あり、一月に約一センチ程伸びます。


髪も肌と同じく新陳代謝(ターンオーバー)により生まれ変わり、2〜6年すると成長した髪は抜け落ち、その毛穴から新しい髪が生え変わります。育毛のためには頭皮環境を整え頭皮の血行を良好に保つことが重要になるのですね。


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