スワップポイントとは

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スワップポイントとは、取引を行った際の二つの通貨の間の「金利の差」です。

1ドルを100で、1万ドル分を買ったとしまします。その買いポジションを翌営業日まで持ち越した場合買ったドルには、(ドルを保有している訳ですから)その分の金利収入が入ります。

そして逆に、円については、1万ドル分相当の100万円を、証券会社から借りている(実際に100万円を入金している訳ではないですから、「借りている」という状態になります)ため、その分の金利を支払う必要があります。

その時の通貨の金利にもよりますが、例えばドルが金利4%とすると、日本の金利は今の段階では、非常に低いですから、金利に差が出ます。

高い方のドルの金利と日本円の金利との差を、毎日受け取る事が出来るというのがスワップポイントです。

金利の高い方の通貨を持っている場合、その金利の差額を毎日受け取る事が出来るという仕組みです。

逆の場合を説明しますと、ドルの売りポジションを持っている場合、金利の高い方のドルを売って(借りて)、金利の低い円を持っているので、金利の差額を毎日支払う事になります。

金額としては金利の高い英国のポンドを持っている場合でスワップポイントでの受け取りは、おおよそ1日あたり200円前後(2007年2月現在)の差額となります。

スワップポイントでも損失が生まれる可能性についてはすでに説明しましたが、ほかに注意することなどはあるのでしょうか?。

スワップポイントは、二つの通貨の金利の差を利用するものです。つまり金利そのものが変わってしまうと、スワップポイントの収入も変わってきます。

今の円は金利が低いですが、バブルの時期であれば、他の国より遥かに高い金利が付いていた時代もありました。金利というのは、長い目で見ていると、かなり変わっていくものなのです。

つまり、今はドルと円でスワップポイント収入があるからと言って、これが永遠に続く訳ではありません。

そして、もうひとつ注意する点が、価格変動リスクです。例えばドルを買って、毎日スワップポイントを受け取っていたとしましょう。

仮にスワップの収入が1日100円だったとすると、年間3万円を超える収入になります。

しかし、これは単に通貨を持っていただけの場合です。通貨のレートは毎日変わります。

例えばあなたが1ドルを100円で買って持っていたとすると、急な円高になって1ドルが90円になってしまったら、もし1万ドルを持っていたとすると、10万円の損が出てしまいます。

スワップにより3万円の収入があるけれども、価格変動で10万円の損が出るというような事態になってしまうのですね。(普通の人は10万の損失、と言うより円高になる前に対処すると思いますが…。)

これらは確かにリスクではありますが、よく注意して今の金利や価格をちゃんと見ていれば、大損するような事はないでしょう。

つまり、スワップポイントを期待して放置しているのではなく、しっかりと為替や金利などを注意しておくことが大切なのです。


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