日焼けから避けるために！

紫外線の影響といっても症状はさまざまです。紫外線には水着のあとのようにすぐ目に見えるものもあれば、何年も気づかないうちに蓄積されて現れる見えない影響があります。このような影響について知っておくことが、紫外線対策の第一歩です。私たちが浴びている紫外線には、作用の違う２種類、ＵＶＡ（長波長）とＵＶＢ（中波長）があります。皮膚は表面側から「表皮」「真皮」「皮下組織」と構成されています。紫外線のうちＵＶＡは真皮層に作用して、肌の奥に蓄積し、しわやたるみを引き起こします。ＵＶＢは皮膚の表面に作用し、ほてる、赤く腫れるなどの症状を引き起こし、しみを作ります。ＵＶＡのほうが、危険な紫外線のように思えますが、実際はＵＶＢの方が危険で皮膚がんの原因にもなります。このうちＵＶＡは雲やガラスを透過して地表に届くため、室内にいるときでも浴びていることになります。ＵＶＡは蓄積して肌の老化の原因となるほかＵＶＢの作用を助長するともいわれています。外に出ない日でも、紫外線から肌を守るように心がけましょう。